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池田市・水月公園の梅林は4月14、15日ごろが見ごろ

2015年3月10日

 「大阪緑の百選」にも選ばれている池田市鉢塚3、水月公園で梅の花が咲き、訪れる市民の目を楽しませている。3月10日現在、梅は5分咲き。ピンクの花を付けているしだれ梅は満開。全体に見ごろは週末の14、15日あたりになりそう。水月公園事務所は、花期を20日ぐらいまでと予想している。
 水月公園の梅林は約5000平方メートル。160本の白梅をはじめ、80本の紅梅、10のしだれ梅など10種約250本が植えられている。園内には市の友好都市、中国・大阪緑の百選から1984年に贈られた中国風のあずまや「斉芳亭(せいほうてい)」があり、梅の花とマッチして異国情緒たっぷりの景観をつくり出している。
 戦前、公園の北側から五月山のふもとにかけては、1万本の老樹を擁する日本有数の梅林があり、阪急電鉄も「畑(はた)の大梅林」として大々的に宣伝した。観梅の季節には茶店や売店が建ち並び、たくさんの観光客でにぎわった。しかし、戦局が深まり食糧難の時代を迎えると、梅林はサツマイモ畑などへと姿を変え、戦後は宅地化が急速に進み付近の景色は一変。池田市はかつての梅林を復活させようと1973年、五月山を借景する水月公園に梅林を設置し、今ではすっかり梅の名所として、市民に親しまれるようになった。
 水月公園へは阪急石橋駅下車。石橋北口バス停から阪急バスで水月公園前下車、西へ徒歩5分。入園無料。=情報提供・池田市(梶川伸)2015.03.11

大阪緑の百選 水月公園 大阪緑の百選

更新日時 2015/03/11


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