豊中・第十五中学のダンスチームが全国大会で準優勝
豊中市立第十五中学校(熊野町3、中北義久校長)の生徒8人が、全国中学校ダンスドリル選手権大会(NPO法人ミスダンスドリルチーム・インターナショナル・ジャパン主催)で準優勝し、8月30日大源文造・豊中市教育長に喜びを報告した。
生徒たちは、8月12日に東京体育館(東京都渋谷区)で行われた大会のヒップホップ部門女子スモール編成の部に出場した。同校には部活動として ダンス部はなく、今回は生徒の中から有志が集まって大会に参加した。3年生2人、2年生6人のグループで、リーダーの澄岡恵理さんは「ダンスは習ったことはなかったけれども、好きだったので今回参加しました。初めて顔を合わせるメンバーもいる中で、大会を通じて絆が深まった気がします」と喜びを語った。
ダンスドリルは、ドリルチームとして演技をするグループが出場するものを指す。フットワークの軽快さや、流れる音楽に合わせてステップを踏むといった技術面だけではなく、チーム独自の表現方法や、観客へのアピール、演技中の表情なども採点の対象とされる。
メンバーの中にはダンスの経験がない生徒や他の部活動を兼ねている生徒もいた。関西大会で全国大会への出場権を得ることを目標に全員が力を合わせて、平日は午後4時から6時まで多目的教室で、土曜日は午前中に小学校の体育館を借りるなどして練習を重ねた。6月2日、なみはやドーム(門真市)で開催された関西大会では、1位を勝ち取り、全国大会への出場権を手に入れた。
準優勝の報告を受けて、大源教育長は「クラブ活動という伝統があったわけではない中での今回のチャレンジはすごいと思います。今後も不安があったけれどもやり切れたという今回の自信を忘れないで、いろいろなことにチャレンジしてください。」とねぎらった。=情報提供・豊中市(梶川伸)
更新日時 2013/08/31