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編集長のズボラ料理(472) ブロッコリーのツナ・マヨネーズ焼き

ペーストの味つけは好みで

 ツナの缶詰は、何で3個か4個をセットにして売っているのだろう。時には5個セットもある。
 僕は災害が起きた時の用意に、必要最低限のものを詰めたリュックサックを用意している。手回し式のラジオつき懐中電灯、水、ビニール袋、メモ用具、タオル、少しの現金、ビスケット類、そして缶詰め2つ。
 食べ物は毎月末に買って、交換する。だから、スーパーの缶詰めコーナーの様子はよく知っている。サバ缶が多いこと、魚以外缶詰めは小さいこと、魚以外で大きいのはスパムくらいということ、など。
 その観察によると、ツナ以外でセット売りしているものはない。ツナの場合は大きな缶もあるが、小さな缶が主流で、小型缶が縦に重ねてある。小型缶だからセットにしやすいのだろうが、赤貝や焼きトリの缶詰は小型だが、単独売りである。
 ほかの売り場も調査すると、セット売りは結構ある。納豆はたいてい3個1組。その
横にはなぜかモズクを売っていて、これもほとんどが3個セットで、単独売りを探す方が難しい。
 少し離れた所には豆腐売りが待っている。ここでは最近、2個セット売りを見るようになり、ジワジワろ存在感を増している。
 肉類の売り場のそばでは、レトルトカレーを売っている。これも3個か4個まとめたものを見る。お買い得だから手が出るが、イオンの場合は手が止まる。自社ブランドのタスマニアビーフのレトルトカレーも、単独売りで置いているからだ。倍くらいの値段だが、肉が倍以上も入っている。これは迷う。値段をとるか、肉をとるか。
 おもしろいのは、ゆでたウズラの卵だ。これもビニールパック2つ組みがある。卵売り場に置いてあることもあるし、缶詰コーナーに置いているケースもある。缶入りウズラの卵はもちろん、缶詰め売り場が定位置で、その関連でビニールパックも並べているのだろう。
 そこで、スーパーの中を一巡して、缶詰コーナーの戻り、ツナのセットを買った。1つを取り出して、中身をボールに入れる。みそ、マヨネーズ、みりん、白だしを加えてよくまぜ、ペースト状にする。ブロッコリーを小分けにする。茎部分は火が通りにくいので短くした方がいい。ブロッコリーは傘の部分を上にして容器に並べ、ペーストを上にたっぷりかけ、オーブンで焼く。
 それにしても、ツナの3個セットの結束は固い。包んでいるビニールを切るのは、結構やっかいだ。はさみを使わなくても切れればいいのに。(梶川伸)2021.01.11

更新日時 2021/01/11


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