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編集長のズボラ料理(413) キャベツの酢・マスタード・白ワインのレンジでチーン

酸味が強ければ、少し砂糖を加えてもいいかも

 朝はご飯だ。パンは邪道だ。ズーッとそう考えていた。
 それなのに、年をとってきて、朝はトーストが主流になってきた。人間は変わるのである。
 単なるトーストではおもしろくない。そこで、ピザトースト風にする。
 食パンにバターを塗り、さらにバジルペーストを重ねる。ベーコンの薄切り、トマトの薄い輪切り、とろけるチーズ、タマネギのスライスを順番に置いていき、最後にタバスコをふり、ケチャップを絞り、アマニ油をたらす。それをトースターで焼く。
 これならトースト1枚で、朝ご飯はすむ。でも、しょっちゅうこれでは飽きてくる。では、どうするか。マイナーチェンジをする。
 簡単に変えられるのは2個所。1つはアマニ油である。もともとはケチャップまでで完成だった。たまたま友人からアマニ油の瓶をもらったので、しめで使い始めた。しばらくしてもう1瓶もらったので、どんどん使う。
 1瓶目が終わるころ、何と今度はエゴマ油をもらった。エクストラバージンのオリーブオイルもあるし、油がダブついてきた。それなのに、エクストラバージンのゴマ油なんていうもの見つけしまい、つい手が出た。油まみれである。
 そこでローテーションを組んだ。アマニ油→エゴマ油→オリーブオイル→アマニ油→コゴマ油→オリーブオイルの順。アマニ油とオリーブオイルが2回あるのは、量が多いからだ。ただし、僕には違いはほとんどわからないから、順番を間違えても、全く問題はない。
 もう1個所、バジルペーストは時々、マイユの粒マスタードに変える。もしくは、ユズコショウが2便もあるので、それも参加させる。
 ローテーションはバジル→ユズコショウ→バジル→マスタード→ユズコショウとなる。なぜか。それは瓶の形が大いに影響する。バジルとユズコショウは寸胴の瓶に入っているから取りやすい。しかしマイユマスタードはつぼ型になっている。そうすると、膨らんだ部分の上側には、バターナイフがうまく届かない。面倒くさいから、使用回数が減る。
 それにもめげず、今回は粒マスタードを使ってみた。キャベツとベーコンを細めの短冊切りにして、電子レンジに入れる容器に盛る。ワインビネガー(なければ酢)、白ワイン、塩、粒マスタード、オリーブオイルを混ぜ、上からかける。レンジでチーンをする。
 これは朝食用ではない。夕食の時のビールのあてによい。ローテーションを組むのなら、ビール→日本酒→焼酎(しょうちゅう)。もしくはアサヒ→キリン→サッポロ→サントリー。(梶川伸)2020.06.03

更新日時 2020/06/03


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