映画のポスターに豊中市の行政情報
豊中市は映画配給会社のアスミック・エース(宮田昌紀代表、東京都千代田区)と提携し、2013年度アカデミー賞ノミネート作品で4月18日から日本で公開する映画「8月の家族たち」のポスターに、市の行政情報を初めて掲載した。
ポスターはA2版で、フルカラー。「保健・福祉・子育てサービス『話して安心、困りごと相談』」の文字と、相談窓口の案内のほか、電話番号やファクス番号も記載している。印刷部数は3000部。市内の介護保険サービス事業所や障害福祉サービス事業所、市内の阪急電鉄や大阪モノレール、北大阪急行の駅など、1800か所に掲示される。問合せは地域福祉室06-6858-2217。
市は、介護保険サービス事業所や施設内で、相談窓口の連絡先を掲示することの指導を行っている。映画のポスターに併せて掲載することで、より利用者や家族などへ周知する効果が高いと判断した。また、今までにない広報手法の活用として、今回、発行を企画した。印刷にかかる費用はアスミック・エースが負担し、掲示の場所の確保は市が行った。
「8月の家族たち」はメリル・ストリープとジュリア・ロバーツらが主演のアメリカ映画。個人的な問題や悩み、秘密をもった登場人物たちが、家族に打ちあけることなく過ごし、それが原因でぶつかり合ってしまうという物語。映画に描かれるような、家族などに相談できず、1人で悩みを抱えてしまっている人に相談窓口を広報することが、市の狙いだ。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.04.01
更新日時 2014/04/01