豊中市市民会館の看板や部材を展示し「おみおくり展」
取り壊しが進む豊中市立市民会館(曽根東町3)の看板や部材などを展示した「おみおくり展」が、市民ギャラリー(本町1)で開かれている。2月9日まで。
市民会館で実際に使われていた電飾看板や階段の手すり、開館当時の広報誌や新聞といった印刷物、出演した人のサイン色紙など約160点が展示されている。美術家で、今回の展示会の企画・構成を担当した伊達伸明さんは、「築40年あまりたつ市民会館の素材は、長年いろいろな人の音を吸収しており、素材自体が意味を持っていて美しい」と話している。企画展は8日と9日には床板と外壁タイルを使った工作ワークショップを開催する。
会館は1968年に開館。コンサートや落語、発表会、式典などの会場として市民に親しまれてきたが、2011年に老朽化のため休館となり、2013年10月から解体工事が進んでいる。市は跡地に、文化芸術センター(仮称)の建設をすすめている。約1300席の大ホールをはじめ、約200席の小ホール、展示室、会議室、練習室、郷土資料などを展示したスペースなどを設置予定。
問合せは文化芸術室(06-6858-2722)か市民ギャラリー(06-6846-8621)。=情報提供・豊中市(梶川伸)
更新日時 2014/02/06