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違法駐輪許しまへん 阪大生が対策ポスター張る

 大阪大学経済学部の廣本嶺さんと同文学部・石塚真さんが1月20日、池田市の石橋商店街(石橋1-11-2)周辺の違法駐輪を減らすため、実験的に駐輪禁止ポスターを張り出した。
 授業の一環で社会問題を模索していたところ、駐輪禁止の看板や張り紙が設置されているにもかかわらず、多くの自転車が駐輪されているのに気づき、なぜ効果がないのかと考え始めたのがきっかけ。2人が日ごろ通学で利用する阪急石橋駅前の商店街周辺を調査対象とし、自分たちで違法駐輪を禁止する張り紙を作り、どういった言葉や表現が違法駐輪を減らすのに効果的か、同商店街協力のもと調査した。
 この日は放置自転車が集中しているファーストフード店やコンビニエンスストア、書店などに張り紙を張る作業を行った。指名手配犯をイメージさせるようなものや、商店街の店主がモデルとなったポスターとチラシ8種類を用意。事前に対象箇所の放置自転車数を数えており、1月末に放置自転車数を再び確認、約10日間の効果を検証する。
 石橋商店街にあるタローパン店主・堤洋一さんは「地域住民と学生が一体となり、商店街が良い方向へ進んでいけば」と力強くコメント。石塚さんは「もともと広告を研究するのが好きで、今回の活動は始まりました。自信を持って提供したものでも、役に立たないことは多いですが、この実験を通じて効果的な言葉や表現などが見つかればうれしい」と話していた。=情報提供・池田市(進藤郁美)

更新日時 2014/01/21


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