わが子に伝えたい食卓㉑ 雑炊の方程式
“1日の計は朝食にあり!”。私は、朝ご飯を大切にしています。大切にとは、腹持ちがよく、子どもの胃に負担のかからないものを効率よく食べさせるという意味です。基本は自然塩で漬けた自家製の梅干入りおにぎり。そこに、パパ弁当のおかずの余りや、おみそ汁がプラスという感じですが、朝からたくさんの品が並ぶと、目でお腹いっぱいになるのか、食が進まない日も。その点、雑炊は具と主食を一緒に炊くので、1膳でも複数の栄養が摂れ、温かなおだしが朝の体を温め、活動を促してくれます。
作り方は方程式で覚えると簡単。ご飯+濃い目のおだし(昆布、カツオ、イリコ、鶏がら、洋風だしなど)+根菜類(ニンジン、カボチャ、カブ、レンコンなど)+青菜(ホウレンソウ、ミズナ、シロナ、ネギなど)+調味料(塩、みそ、しょうゆ)から、それぞれ1~2種類づつ組み合わせ、好みのやわらかさまで加熱。季節の食材を欲張りすぎず組み合わせれば、365日変幻自在です。
【烏帽子真理さん】池田市在住のフードライターで、食育指導士。4歳児と0歳児の母。化学調味料を使わず、素材からだしを引き出す家庭料理が得意
更新日時 2014/01/15