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地球一周フォーラム「顔の見える国際交流を」

冬休みに開くイベントの打ち合わせをするスーさん(左)と副代表の原めぐみさん

 豊中市近隣に住む外国人と地域の子どもたちが交流する場を作ろうと、市民グループ「とよなか地球一周フォーラム」が活動を続けている。外国人と日本人4人が集まって2011年1月に結成した。豊中市のとよなか夢基金の助成を受け、とよなか国際交流センターや、とよなか男女共同参画推進センターすてっぷで、料理を通して英語を学ぶイベント「カラフルキッチン」を開いている。
 韓国とアメリカ国籍を持つ代表のスー・リーさんは、外国人に触れる機会が少ない子どもたちに、「違う文化を理解し、違いは間違いではないことを学んでほしい。それが自分らしさへの気づきになる」と力説する。イベントは夏休み、冬休みなどに開き、次回は12月8日。講師は小学校で英語や文化紹介の授業をし、自国の文化を伝えることの楽しさを感じている人ばかりだという。
 夏休みはマレーシアとメキシコの家庭料理を作りながら、英語や文化の違いを学んだ。当日のレシピを持って帰った子どもが「家でも作ったよ」と報告に来てくれたことがうれしかったと、スーさんは笑顔を見せる。「イベントを開くことで、地域の外国人同士、外国人と日本人の出会いの場を広げたい」と話している。問い合わせはメール [email protected] (進藤郁美)

更新日時 2012/11/07


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