リズム良く元気良く! アフリカンパーカッションMafolo
女性3人のアフリカンパーカッショングループ「mafolo(マフォロ)」が奏でるリズムに、自然と体が動き出す。聞いているだけで元気が出てくる音楽だ。mafoloとは、アフリカの言語・ズールー語で「元気がいい、エネルギッシュな」を意味するが、そのステージでは名前の通りのパフォーマンスが常に繰り広げられる。
mafoloの結成は2007年。アジアやアフリカの民族音楽に魅せられた箕面市在住の、ふうさんが中心となり、豊中市在住のAyUさんら4人で活動を始めた。その後、初期メンバーから2人が抜け、2008年から加入したのが当時小学4年生だった、みーちゃんだ。「ライブに何度も来てくれていて、『ちょっとやってみる?』と誘ったら、いつの間にかメンバーになっていた」と、ふうさん。今もまだ中学2年生だが、「3人の中で1番落ち着いている」という。ライブでは演奏やダンスのほか、MCもこなす。「学校では絶対に体験できないこと。自分が楽しければ、きっとお客さんも楽しいはず」と、屈託がない。
女性だけのアフリカンパーカッショングループは全国でも珍しい。「男性とは腕や指の長さ、力強さなどが絶対的に違う。師匠も『本当のアフリカ音楽とは全然違う』と言うが、私たちが目指すのはmafoloとしての音楽。日本のリズム感、曲とも融合したオリジナルを奏でたい」と話す。自分たちで作った曲や、J-POP、童謡をアレンジした曲に、ジェンベ、カホン、バラフォンといった打楽器のリズムが混ざり合う。AyUさんは「アフリカ以外の、色んなジャンルの人たちともつながりたい」と意欲を見せる。
徐々に活動の場も広がっている。秋には京都、浜松で開かれる音楽祭の出演も決まった。ふうさんは「結成した時、『10年後には大阪城ホールでやろう』と話した。いつか実現できたら」と夢を語る。
8月26日には、豊中市の蛍池ルシオーレホールで初のワークショップも開く。「太鼓を叩き、歌って踊って、誰にでも親しみやすいのがパーカッション。この魅力をたくさんの人に伝えたい」と、ふうさん。中学2年生ながら講師となる、みーちゃんは「教えるのではなく、みんなで楽しみたい」と話した。
ワークショップは8月26日、10時~11時半。参加費1000円。申し込み、問い合わせはメール [email protected]へ連絡。(礒野健一)
更新日時 2012/08/11