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空港・就航都市の街から① 釧路市

地域ブランド「釧路シシャモ」をアピールする釧路市職員=7月7日、大阪空港で開かれた物産展で

 7月13日、大阪空港から釧路空港への直行便(ANA)が再開する。期間は8月31日まで。釧路への直行便は毎年7月半ばから8月末まで就航し、釧路観光協会などは「涼しい釧路で夏休みを」と観光客の呼び込み活動に懸命だ。

 釧路市は北海道東部の太平洋岸にある。釧路湿原など豊かな自然と都市とが共生した場所で、タンチョウを見られることでも有名。気候は7月の平均最高気温が20度以下と過ごしやすく、冬も北海道内では降雪量が少ないという。

 特産は、春に定置網にかかるサケ「釧路定置トキシラズ」と「釧路シシャモ」。トキシラズは産卵時期の前に獲るため栄養がつまっている。シシャモについては「本物は釧路沖でとれたものだけ。ロシア産やノルウエー産が出回っているが、実はこれらは別の種類の魚」と胸を張る。

 PRに訪れた小松正明・副市長は「搭乗率が上がれば就航期間を延ばせる。やがて、定期航路になれば」と期待する。

 大阪空港からの航路は、全国の29空港へと広がっている。マチゴトは、豊中市が友好提携をしている空港と共存する「就航都市」を順に紹介する。(早川方子)

更新日時 2012/07/12


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