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ちょっと味見を(3133) ことゆうの夕食

 「ゆこゆこ」という安上がりの温泉案内を利用して、遊び仲間が時々、1泊の旅に出かける。今回は大津市・雄琴温泉の宿「ことゆう」だった。夕食の内容を、テーブルの上に置いてあった品書きで紹介すると……。
 ①食前酒(季節の果実酢)②前菜(玉蜀黍豆腐・豆乳ソース、合鴨ロース、丸茄子、焼穴子胡麻和え、大徳寺麩、胡瓜、鱧寿司、丸十、酢取り茗荷、鬼灯トマト)③向付(旬魚の盛り合わせ)④温物(冬瓜饅頭・木の芽庵掛け、若牛蒡、楓麩、隠元)⑤季節の逸品料理(稚鮎の唐揚げ、筍、ピーマン、ハジカミ)⑥凌ぎ(鱧落としと夏野菜・ハス芋、オクラ、ヤングコーン、マイクロトマト、順才)⑦台物(水雲となめこのヘルシー鍋・彩り野菜)⑦食事(近江米の御飯・赤出汁、香の物⑧水菓子(デザート盛り合わせ)。
 コース全体は「祇園祭」と名づけてあった。祇園祭につきもののハモ、琵琶湖にちなんだ稚鮎を使うなど、ちょっとした工夫がいくつも見えた。刺し身の器に、ウリを使っているのがおもしろかった。(梶川伸)2023.07.26

更新日時 2023/07/26


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